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30代の目標貯金額はいくら? 働く女性のライフプランの立て方|マネーお悩み相談室【2】

大好きなアパレルの仕事を続けてはいるものの、いつも頭の片隅で気になっているのが「お金」のこと。誰かに相談したくてもなかなかできなかったお金の悩みについて、ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんにアドバイスをいただきます。

基本の貯金術をご紹介した第一回目に続き、連載第二回目は、ライフプランやマネープランの立て方についてお話を伺います。

<<前回の記事はこちら

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販売の仕事を続けたいですが、もうすぐ30代。アパレル不況と言われていて先が不安です。女性が安心してキャリアを積んでいけるライフプランやマネープランの立て方を教えてください。【29歳未婚女性|アパレル販売】

女性のライフプランを考えるうえで、まずお伝えすべきは「結婚・出産を経ても働き続けましょう」ということです。なぜなら、結婚や出産でいったん仕事を辞めた人と、産休・育休制度をとって働き続けた人とでは、生涯所得が大きく変わってくるからです
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1.「働き続けた人」と「ブランクがある人」とでは生涯所得に大きな差が

ニッセイ基礎研究所では、さまざまな働き方の違いによる女性の生涯所得を試算したデータ*を発表しています。

たとえば、「大学卒業後に同一企業でブランクなく働いた場合」の生涯所得は2億5800万円。「産育休を取って2人の子どもを育てながら時短で働いた場合」も、生涯所得は2億円を超えます。ところが、「1人目を出産後に退職し、2人目が小学校入学時に非正規雇用で再就職した場合」の生涯所得は9670万円。産育休をとりながら働き続けた人と比べ、1億円以上の差が付いてしまうのです

もちろん、すべての方にこの金額が当てはまるわけではありませんが、「産育休をとって働き続けた場合とブランクをあけた場合とでは、一生で稼げるお金に大きな差が出る」ということが分かります。

*参考記事『大学卒女性の働き方別生涯所得の推計-標準労働者は育休・時短でも2億円超、出産退職は△2億円』>>

2. 人脈をつくり、一歩先ゆくロールモデルを持とう

もうひとつ、ライフプランにおいて大事にしたいのが、「人脈づくり」です。質問者様が販売職でいるのであれば、さまざまな企業に勤める販売員のネットワークをもっておくといいでしょう。

そうすれば、「今の会社を辞めたい」と感じたときに「うちの会社が人を探しているよ」と誘ってもらえたり、「よその待遇・福利厚生はこんな感じなんだ」と他社の状況を知ることもできます。Fashion HRのように、ファッション関係のお仕事を紹介してくれる窓口を知っておくのも大事ですね。

さらに、自分の「一歩先」のライフスタイルを歩んでいる人──たとえば、結婚して子育てと仕事を両立させている人など──と仲良くしておくのもオススメ。そうすることで、「子どもがいても仕事ができるんだ」「保育園に入るにはこんな準備が必要なんだ」など未来ビジョンが具体的につかめ、いざ自分が同じステージになったときにも、落ち着いて対応できるようになります。

3. 貯金の目標額は「30歳までに300万円」!

最後は、マネープランについて。

前回このコーナーで「毎月一定額の自動積立を」というお話をしましたが、その目標額は「30歳までに300万円」です
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「今から300万円はムリ!」という人も少なくないでしょう。そういう場合でも諦めるのではなく、「どうすれば30歳までに300万円に辿りつくか」「何年後にならば300万円を貯められるか」「100万円ならいつ頃までに貯められるか」という実現可能なゴールを設定すること。そうすれば「今月から〇万円ずつなら貯められそう」「昇給分を貯金に回そう」などゴールまでの道筋が見え、実行に移せるはず。何事にも、遅すぎることはないのです。

ちなみに「300万円」という額は、「急に何か起こってもどうにかなる金額」「ピンチにもチャンスにも備えられる金額」だと考えてください。たとえば結婚をする場合は挙式費用になりますし、留学を決めたらその費用にもなる。もちろん、転居や退職など不測の事態にも対応できます。ただし、300万円よりも年収が高い人は、その分生活レベルも高くなっているはずなので、年収相当額を貯められるようにしておきましょう。

貯金は自分自身のステップアップのための投資

前回は「積み立てたお金は旅行にも使ってはいけない」と言いましたが、こうしたライフイベントには使用してOK。「せっかく貯めたのに」と考える人もいるかもしれませんが、結婚や留学などライフイベントを一つこなすということは、自分自身がステップアップしたということ。自身の成長のための「投資」と考えていいのです。

もちろん、「せっかく貯めたのに」と考えられるということは、「貯められる体質」になっているという証拠。そんなあなたならば、この先もしっかり貯金ができるはずです。

まとめ

*結婚・出産をしても産育休をとって仕事を続ける

*同業者のネットワークを大事にし、一歩先ゆくロールモデルを持つ

*貯金額は「30歳で300万円」を目安に。貯めたお金はライフイベントのみに使う

本日お話を伺った方

氏家さんプロフィール

氏家祥美|うじいえ・よしみ

ファイナンシャルプランナー。お金・仕事・時間のバランスのとれた幸福度の高い家計を追求する。『いちばんよくわかる!結婚一年生のお金』(学研パブリッシング)、『35歳からの女性に贈るこれからのお金のお作法』(秀和システム)ほか著書多数。

Text:Hidemi Hosoi(RhythBiz)/ Edit:Mio Takahashi(Fashion HR)

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